西酒屋村(読み)にしさけやむら

日本歴史地名大系 「西酒屋村」の解説

西酒屋村
にしさけやむら

[現在地名]三次市西酒屋町

東酒屋村に隣接し、三次盆地南縁の丘陵地帯に立地。西は可愛えの川を隔て高田郡粟屋あわや村と接する。

江戸時代は広島藩領であるが、寛永九年(一六三二)より享保五年(一七二〇)までは三次藩領。寛政一二年(一八〇〇)の土免状(黒瀬家文書)によると、本郷五〇〇石余には四五・七九九パーセントの土免が、それより生産力の低い「丸畠谷・皆行谷・江ガ坪」など計一二二石余には四三・八七パーセントの土免が課せられている。

西酒屋村
にしさかやむら

[現在地名]白根市西酒屋

信濃川左岸に立地し、うすどおり新田の南にある。慶長三年(一五九八)頃の新発田藩の御領内高付帳(新発田市史資料)に「百八拾壱石九斗七升 西さかや村塩俵村 西笠巻」、同一七年の御蔵納同払方帳(同書)に「参石四斗弐升 西酒屋村」とある。正保国絵図は西坂屋村とし二六石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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