西阿保村(読み)にしあぼむら

日本歴史地名大系 「西阿保村」の解説

西阿保村
にしあぼむら

[現在地名]姫路市阿保

飾東しきとう郡に所属。いち川下流の右岸に位置し、西は北条ほうじよう村、対岸東阿保村中世英保あぼ郷に含まれ、室町時代後期頃に東西に分村したとみられる。慶長国絵図に「西あほ村」とみえる。江戸時代を通して姫路藩領。正保郷帳に西阿保村とみえ、田方六一三石余・畠方五六石余。天保郷帳では高四七三石余と減少している。これは寛延二年(一七四九)の姫路領各村改高付(村翁夜話集)中阿保村六五石がみえ、天保郷帳に「西阿保村之内中阿保村」と記されることから、寛延頃かそれ以前に当村から中阿保村が分村したことによる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 北条

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android