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要塞砲 ようさいほうfortress gun

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

要塞砲
ようさいほう
fortress gun

重砲の一種。砲架要塞トーチカなどに固定して据付けたもので,機動性はないが大口径で長距離砲撃を可能にした砲。旧日本軍の要塞砲の基準火砲は,明治期では 28cm榴弾砲 (最大射程 7900m) ,24cmカノン砲 (最大射程1万 4900m) などであった。大正期になると飛行機の出現に応じて,海と空へ向けられる平高両用の固定砲がつくられ,また第1次世界大戦後には巨砲時代に入り,41cm榴弾砲 (最大射程2万m) というものまで現れた。しかし第2次世界大戦後は機動性を重んじる戦法への変化もあって,野砲とミサイル兵器に切替えられ,要塞砲といわれるほどの巨砲はほとんど姿を消した。

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デジタル大辞泉の解説

ようさい‐ほう〔エウサイハウ〕【要塞砲】

要塞に据え付けられた大型で強力な大砲

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世界大百科事典内の要塞砲の言及

【大砲】より

…17~18世紀には大砲の構造の統一・画一化が推進された。この時期に山砲,野砲,要塞砲等の使用目的による区別が生まれ,砲身長と弾道に応じてカノン(加農),榴弾,臼砲の基本的分類がはじめてなされた(図2)。19世紀後半になって,14世紀以来の弾丸を砲口から装塡する前装式滑腔砲から後送式旋条砲に改革された。…

※「要塞砲」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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