重砲(読み)ジュウホウ

デジタル大辞泉 「重砲」の意味・読み・例文・類語

じゅう‐ほう〔ヂユウハウ〕【重砲】

口径の大きい大砲。強力な砲弾威力をもち、長距離の射撃が可能。⇔軽砲

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精選版 日本国語大辞典 「重砲」の意味・読み・例文・類語

じゅう‐ほうヂュウハウ【重砲】

  1. 〘 名詞 〙 口径の大きい大砲。強大な砲弾の威力をもち、大きな射程距離をもつもの。旧陸軍では口径一〇センチメートル以上の砲をいい、野戦重砲と要塞砲二種があった。旧海軍では口径一五センチメートル以上の砲をさした。
    1. [初出の実例]「或は騎兵を沼地に用ひて重砲を山路に牽(ひ)かしむることあり」(出典文明論概略(1875)〈福沢諭吉〉四)

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百科事典マイペディア 「重砲」の意味・わかりやすい解説

重砲【じゅうほう】

大口径で初速の大きい曲射弾道をもつ火砲。砲全体が重く大きく取扱いは不便であるが威力が大きく,堅固な陣地などの攻撃に適する。野戦重砲,陣地重砲などがあり,口径は155〜420mm,射程も20〜30kmに及ぶ。
→関連項目臼砲大砲

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