見た京物語(読み)みたきようものがたり

日本歴史地名大系 「見た京物語」の解説

見た京物語
みたきようものがたり

一冊 二鐘亭半山(木室卯雲)著、菱川春童画

成立 天明元年

分類 見聞

版本 東洋岩崎文庫

解説 幕臣木室卯雲は、御所の准后御別殿造営の事にあたるため明和三年(一七六六)の春に上京したが、そこでの在京一年半の見聞を記して知人に贈ったのが本書のもとである。それを書肆の知るところとなり天明元年(一七八一)に刊行された。要領のよい箇条書で、「花の都は弐百年前にて、今は花の田舎たり。田舎にしては花残れり」のごとく、京の街の有様を生々しく記述している。

活字本 日本随筆大成三期

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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