書肆(読み)ショシ

精選版 日本国語大辞典 「書肆」の意味・読み・例文・類語

しょ‐し【書肆】

  1. 〘 名詞 〙 書物を出版したり売ったりする店。書籍商。書店。書林。書舗(しょほ)。〔随筆塩尻(1698‐1733頃)〕
    1. [初出の実例]「膝栗毛続編といへるもの、皇都の書肆(ショシ)より下したりとて」(出典滑稽本東海道中膝栗毛(1802‐09)五)
    2. [その他の文献]〔揚子法言‐吾子〕

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普及版 字通 「書肆」の読み・字形・画数・意味

【書肆】しよし

本屋。

字通「書」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の書肆の言及

【書店】より

…本屋ともいう。江戸期初め民間で出版活動がはじまってから明治初期までは,板元(はんもと)(版元,書肆(しよし),本屋)が編集から製作,卸,小売,古書の売買を一手におこなっていた。したがって,書店とは本来,出版社,取次店,新刊本小売店,古書店の総称であり,現在も出版社,取次店が書店を名のるのはそのなごりである。…

※「書肆」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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