ことわざを知る辞典 「見ぬもの清し」の解説
見ぬもの清し
[使用例] いわば、みぬ者清しで、知らん顔をしていた自分を、紋啓はひどく自分でいやな野郎だと思った[安藤鶴夫*巷談本牧亭|1964]
[解説] 物事の嫌な面を見ずに穏やかな気持ちでいる人に対し、見てしまえばそのままではすまないのにと軽い皮肉を込めたり、逆に、見せなければ平気なのだからと居直ったときなどに使われます。
[類句] 知らぬが仏
〔英語〕What the eye doesn't see, the heart doesn't grieve over.(目が見ないものは心も嘆かない)
出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報