見ぬ山路(読み)みえぬやまじ

精選版 日本国語大辞典 「見ぬ山路」の意味・読み・例文・類語

みえ【見】 ぬ 山路(やまじ)

世間のつらさを知らずにすむ環境
源氏(1001‐14頃)蓬生「なほ、おもほしたちね。世のうきときは、みえぬ山ちをこそは、たづぬなれ」
出家者の住む山。また、出家の境地
斎宮女御集(985頃か)「兵ぶ卿高入道したまへるに、いせよう かからでもくもゐのほどをなげきしにみえぬやまぢをおもひやるかな」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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