見倒す(読み)ミタオス

デジタル大辞泉 「見倒す」の意味・読み・例文・類語

み‐たお・す〔‐たふす〕【見倒す】

[動サ四]
さげすんで見る。見さげる。
「かうした仕掛けでなければ大尽が―・されぬ」〈咄・御前男・三〉
思いきり安く値をつける。
「その仕舞物を―・して」〈伎・覗機関

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精選版 日本国語大辞典 「見倒す」の意味・読み・例文・類語

み‐たお・す‥たふす【見倒】

  1. 〘 他動詞 サ行四段活用 〙
  2. 見下げる。見くだす。軽蔑して見る。
    1. [初出の実例]「迁化したれば、なつく見倒たと云て喜ぞ」(出典:百丈清規抄(1462)二)
  3. 商品などの値段を安く見積もる。捨値に評価する。
    1. [初出の実例]「まへかんざしの銀匁から、やすつもりに見たをして、十八九両が物はある」(出典:洒落本・太平楽巻物(1782))

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