見優る(読み)ミマサル

デジタル大辞泉 「見優る」の意味・読み・例文・類語

み‐まさ・る【見優る/見勝る】

[動ラ四]
予想よりすぐれて見える。
「らうたげなる筋さへ添ひて―・りける事さへ口惜しう」〈狭衣・四〉
他よりすぐれて見える。
「その次の娘お夏、…風俗姉に―・りて」〈浮・二十不孝・三〉

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精選版 日本国語大辞典 「見優る」の意味・読み・例文・類語

み‐まさ・る【見優・見勝】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙
  2. 実際に見ると、想像・予想よりもすぐれている。評判よりすぐれている。見増す。
    1. [初出の実例]「今少し若やげにらうたげなる筋さへ添ひて、見まさりける事さへ、口惜しう」(出典:狭衣物語(1069‐77頃か)四)
  3. 見た目に、他よりすぐれる。見増す。
    1. [初出の実例]「風俗姉に見まさりて」(出典:浮世草子・本朝二十不孝(1686)三)

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