見慣れる(読み)ミナレル

デジタル大辞泉 「見慣れる」の意味・読み・例文・類語

み‐な・れる【見慣れる/見×馴れる】

[動ラ下一][文]みな・る[ラ下二]
何度も見てよく知っている。「ラッシュアワーの―・れた光景」「―・れない顔」
なれ親しむ。親しく交わる。
「まだよくも―・れ給はぬに、幼き人をとどめ奉り給はむも」〈玉鬘

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「見慣れる」の意味・読み・例文・類語

み‐な・れる【見慣・見馴】

  1. 〘 自動詞 ラ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]みな・る 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙
  2. 常に見て目になれる。しばしば見て目新しくなくなる。見て親しむ。
    1. [初出の実例]「みさをにもてつけて、みなるるままに、心もけしうはあらず侍りしかど」(出典:源氏物語(1001‐14頃)帚木)
  3. 親しく交わる。なれ親しむ。むつまじくする。
    1. [初出の実例]「明暮見なれたるかぐや姫をやりていかが思べき」(出典:竹取物語(9C末‐10C初))

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