見落(読み)みおとし

精選版 日本国語大辞典 「見落」の意味・読み・例文・類語

み‐おとし【見落】

〘名〙
① 見落とすこと。見ていながら気づかないでもらすこと。
浮世草子西鶴織留(1694)三「又作者も俳道のわきまへあって、すこしのさし合・同字・見おとしの吟味をとげて」
慶長見聞集(1614)四「碁うつを我そばにてみれば見落し多くありてもとかはしくおもふ」

み‐おと・す【見落】

〘他サ五(四)〙 見ていながら気がつかないですます。看過する。
太平記(14C後)一四青侍共に執持せて、参ぜられけるが、如何かして見落し給ひけん」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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