失策(読み)シッサク

デジタル大辞泉 「失策」の意味・読み・例文・類語

しっ‐さく【失策/失錯】

[名](スル)
するべきことを怠ること。また、しそこなうこと。やりそこない。「政策上の―をしでかす」
(失策)野球で、エラー
[類語](1失敗失態過失過誤不覚粗相しくじり間違いへまどじぽかミスエラーブランダー/(2エラートンネルボーンヘッド落球悪投

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精選版 日本国語大辞典 「失策」の意味・読み・例文・類語

しっ‐さく【失策・失錯】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 怠けたり、忘れたりしてすべきことをしおとすこと。しっしゃく。また、物事をやりそこなうこと。しくじり。〔書言字考節用集(1717)〕
    1. [初出の実例]「妙な奴だ、ほめたと思ったら、あとからすぐ人の失策をあばいて居る」(出典:坊っちゃん(1906)〈夏目漱石〉六)
    2. [その他の文献]〔陸機‐弁亡論・上〕
  3. ( 失策 ) 野球で、捕球または送球に失敗すること。エラー。
    1. [初出の実例]「敵の失策(シッサク)丸山大橋が塁に出たところへ」(出典:日本野球史(1929)〈国民新聞社運動部〉早大先づ学習院を破る)

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普及版 字通 「失策」の読み・字形・画数・意味

【失策】しつさく

策を誤る。〔後漢書、胡広伝〕國に大るときは、必ず之れを訓に議し、之れを故老(はか)る。是(ここ)を以て慮に失策無く、擧に事無し。

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