みせ‐うま【見馬】
- 〘 名詞 〙
- ① 正月や祭の日に馬を飾ったり、走らせたりして、群集に見せること。
- [初出の実例]「七種まではよろづ隙なき〈游刀〉 見せ馬の荷鞍のあかね花やかに〈洒堂〉」(出典:俳諧・まつのなみ(1702)秋)
- ② 売るために、買手に見せる馬。また、往々にして別の馬を売るための見せかけに使われたところから、商売や約束ごとに用いる替玉の意にもいう。
- [初出の実例]「見せ馬にかくいた癖をけぶたがり〈山蜂〉 早い後段に猶羽ぬけ鳥〈大町〉」(出典:俳諧・焦尾琴(1701)雅)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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