見高村(読み)みだかむら

日本歴史地名大系 「見高村」の解説

見高村
みだかむら

[現在地名]河津町見高

笹原ささはら村の北東部に位置する広域の村。南流して相模灘に注ぐ田尻たじり川の上流山間部と、見高浦の湊を中心とする海岸部に分けられる。北は稲取いなとり(現東伊豆町)。耳高村とも記す。永正一五年(一五一八)九月六日の琴海きんかい神社棟札写(耳高神社記録)には「本願耳高代官」とある。北条氏所領役帳によると小田原衆蜷川孫三郎の所領に八〇貫文「耳高」とある。江戸時代はじめは幕府領、宝永五年(一七〇八)から延享四年(一七四七)まで相模小田原藩領、天明四年(一七八四)下総国関宿藩領となり、同八年再び幕府領、文化八年(一八一一)から旗本間宮氏との相給となり幕末に至る(「韮山町史」など)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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