視神経膠腫(読み)ししんけいこうしゅ(その他表記)optic glioma

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「視神経膠腫」の意味・わかりやすい解説

視神経膠腫
ししんけいこうしゅ
optic glioma

視神経視神経交叉視索に生じた神経膠腫で,80%は小児に発生するが,比較的まれ。疼痛を伴わない非拍動性の眼球突出斜視視力障害などで発症し,進行すると頭蓋内圧亢進症状を呈してくる。腫瘍自体は良性であり,視神経交叉にまで及んでいなければ切除するが,限局していることはむしろ少く,全摘出が不可能なことが多い。効果はあまり期待できないが,放射線照射も考えられる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む