視黄(読み)しおう(その他表記)visual yellow

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「視黄」の意味・わかりやすい解説

視黄
しおう
visual yellow

光による視紅 (目の網膜の細胞である杆体に含まれる視物質。→ロドプシン ) の分解産物。視紅が光を受けると瞬間的に橙色から黄色に変る。これを視黄といい,視黄はさらに白くなって視白となる。視黄は酸性媒質中で安定アルカリ性で視白に変化する。ビタミンA酸化によって生じるレチネン蛋白質オプシンが結合したものと考えられている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む