視黄(読み)しおう(その他表記)visual yellow

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「視黄」の意味・わかりやすい解説

視黄
しおう
visual yellow

光による視紅 (目の網膜の細胞である杆体に含まれる視物質。→ロドプシン ) の分解産物。視紅が光を受けると瞬間的に橙色から黄色に変る。これを視黄といい,視黄はさらに白くなって視白となる。視黄は酸性媒質中で安定アルカリ性で視白に変化する。ビタミンA酸化によって生じるレチネン蛋白質オプシンが結合したものと考えられている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

デジタル貿易

国境を越えて、データや情報の移転を伴う商取引の総称。ECサイトやコンテンツ配信サービスの利用、国外にある宿泊施設の予約など、インターネットを基盤とし、電子的または物理的に提供される製品・サービス全般を...

デジタル貿易の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android