覚園寺百八やぐら(読み)かくおんじひやくはちやぐら

日本歴史地名大系 「覚園寺百八やぐら」の解説

覚園寺百八やぐら
かくおんじひやくはちやぐら

[現在地名]鎌倉市二階堂

覚園寺裏山の鷲峰山じゆぶせんの南斜面一帯に分布する。一七七穴が密集する鎌倉最大のやぐら群。さまざまな形態のやぐらが含まれ、鎌倉のやぐら研究のうえで欠くことのできない重要な遺跡である。やぐらの多くはかなり古くから開口していたらしく、「攬勝考」にも群中の数穴が「筥やぐら」「梵字やぐら」「団子つき地蔵やぐら」「法王やぐら」などとして載せられている。

群中二号穴は彫出地蔵やぐらとよばれ、奥壁中央に半肉彫の地蔵菩薩坐像を彫出して本尊とし、三方に低壇をもち、その上に五輪塔や宝篋印塔が置かれている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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