親は無くとも子は育つ(読み)オヤハナクトモコハソダツ

デジタル大辞泉 「親は無くとも子は育つ」の意味・読み・例文・類語

おやくともそだ

実の親がいなくとも、子はどうにか成長していくものだ。世の中のことはそう心配するほどのこともないというたとえ。

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精選版 日本国語大辞典 「親は無くとも子は育つ」の意味・読み・例文・類語

おや【親】 は=無(な)くとも[=無(な)けれど]子(こ)は育(そだ)

  1. 実の親が育てなくても、子はどうにか成長していくものである。世の中の事はそう心配したものではないということのたとえ。
    1. [初出の実例]「親はなけれと子はそだつ、うちころしても死(しな)ぬものは死にませぬそ」(出典浮世草子世間胸算用(1692)三)

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ことわざを知る辞典 「親は無くとも子は育つ」の解説

親は無くとも子は育つ

子は、何らかの事情で実の親がいなくても、成長していくものである。

[使用例] 親が無くても子は育つ、という。私の場合、親が有るから子は育たぬのだ。親が、子供貯金をさえ使い果たしている始末なのだ[太宰治*父|1947]

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