親富祖村
えつそむら
屋富祖村東端の小字漢野味原一帯に形成された屋富祖村の添村。方音ではエッソあるいはウェッソとよぶ。南には宮城村の添村「によへな村」があった。「おもろさうし」巻一五の一〇に「一 おゑやふその大や 大やこかかない(親屋富祖の大屋 大屋子が貢租)/のほていけは(登っていけば)/てたかほこりよわちへ(日子〔王〕が喜びたまい)/又 またよしの大や 大やこかさゝけ(又吉の大屋 大屋子が捧げ物)/又 けおのよかるひに 大やこかさゝけ(今日の良き日に大屋子が捧げ物)/又 けおのきやかるひに(今日の輝く日に)」とあり、「おゑやふその大や」は当地にかかわる人物とみられる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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