日本歴史地名大系 「親富祖村」の解説 親富祖村えつそむら 沖縄県:沖縄島中部浦添市親富祖村[現在地名]浦添市屋富祖(やふそ)二丁目屋富祖(やふす)村東端の小字漢野味原(かんぬみばる)一帯に形成された屋富祖村の添村。方音ではエッソあるいはウェッソとよぶ。南には宮城(なーぐしく)村の添村「によへな村」があった。「おもろさうし」巻一五の一〇に「一 おゑやふその大や 大やこかかない(親屋富祖の大屋 大屋子が貢租)/のほていけは(登っていけば)/てたかほこりよわちへ(日子〔王〕が喜びたまい)/又 またよしの大や 大やこかさゝけ(又吉の大屋 大屋子が捧げ物)/又 けおのよかるひに 大やこかさゝけ(今日の良き日に大屋子が捧げ物)/又 けおのきやかるひに(今日の輝く日に)」とあり、「おゑやふその大や」は当地にかかわる人物とみられる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by