観世太夫(読み)かんぜだゆう

精選版 日本国語大辞典 「観世太夫」の意味・読み・例文・類語

かんぜ‐だゆう クヮンゼダイフ【観世太夫】

〘名〙 (「かんぜだいふ」とも) 能楽シテ方観世座の長。観世流家元
俳諧・飛梅千句(1679)賦何三字中畧俳諧「御家の嘉例蓬莱の山〈西鶴〉 観世太夫急て爰て仕れ〈西花〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の観世太夫の言及

【世阿弥】より

…室町時代初期の能役者,謡曲作者。観阿弥の子で2代目の観世大夫。生年は貞治3年とも考えられ,正確な没年・享年は不明(1436年には健在)。幼名藤若(ふじわか)(前名鬼夜叉(おにやしや)とも)。通称三郎,実名元清。秦氏を称し,父の芸名だった〈観世〉が姓同様に通用しはじめ,世人は観世三郎とも呼んだ。中年以後の擬法名的芸名が世阿弥陀仏で,世阿,世阿弥はその略称。現今は世阿弥と呼ぶことが多い。セアミと清んで呼ぶのは誤り。…

※「観世太夫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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