観測的宇宙論(読み)カンソクテキウチュウロン(英語表記)observational cosmology

デジタル大辞泉 「観測的宇宙論」の意味・読み・例文・類語

かんそくてき‐うちゅうろん〔クワンソクテキウチウロン〕【観測的宇宙論】

観測事実に基づいて、宇宙の起源・構造・状態変化などについて研究する学問分野。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「観測的宇宙論」の意味・わかりやすい解説

観測的宇宙論
かんそくてきうちゅうろん
observational cosmology

150億光年かなたから銀河系の近くまで,宇宙をたんねんに観測することで,その真の姿を突き止めようとする学問分野。銀河分布や運動,銀河間ガスの温度密度・元素組成などを調べ,理論と照らし合わせることで,宇宙の大きさ,年齢,物質の量,構造などを求め,宇宙で何が起こったのかを検証していく。観測技術,観測装置,コンピュータ進歩によって,この分野の幕が開いた。ハッブル宇宙望遠鏡やこれから建設される新世代の大型望遠鏡などを使うことで,一層の進展が期待されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android