日本歴史地名大系 「観音堂横穴群」の解説 観音堂横穴群かんのんどうよこあなぐん 静岡県:周智郡森町飯田村観音堂横穴群[現在地名]森町飯田森町において最も古墳と横穴が集中する太田(おおた)川左岸の飯田(いいだ)地区にある。飾大刀や金銅製馬具を出土した古墳として有名な院内(いんない)古墳群もこの地区に存在する。発掘調査はゴルフ場造成に先立ち昭和五〇年(一九七五)に行われた。二三基の横穴は丘陵斜面に前庭部を共有する二―四基からなる単位群を作り、四群に分れて構築されていた。築造時期は六世紀末から七世紀中頃で、追葬は八世紀前半まで行われた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報