観音山遺跡(読み)かんのんやまいせき

日本歴史地名大系 「観音山遺跡」の解説

観音山遺跡
かんのんやまいせき

[現在地名]滝根町神俣 大平

大滝根おおたきね山と山から流出する小河川の合流点に向かって張出す丘陵の南西縁部に立地する、縄文時代中期末―後期初頭を主たる時期とする集落跡。昭和五八年(一九八三)、遺跡面積約二万平方メートルのうち、南東端付近四〇〇平方メートルが個人の水田開発に伴い発掘調査された。縄文時代中期末葉の大木9―10式期の竪穴住居跡九軒、同後期初頭の綱取I―II式期の土坑七基、平安時代の竪穴住居跡一軒などが発見されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android