角倉本(読み)スミノクラボン

精選版 日本国語大辞典 「角倉本」の意味・読み・例文・類語

すみのくら‐ぼん【角倉本】

  1. 〘 名詞 〙 嵯峨本異称。開板者が角倉素庵であったところからいう。また、協力者本阿彌光悦にちなんで光悦本ともいう。
    1. [初出の実例]「謡本〈観世流百番本〉此書を以て角蔵本(すみノくらぼん)と云ふ」(出典:弁疑書目録(1710)中)

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改訂新版 世界大百科事典 「角倉本」の意味・わかりやすい解説

角倉本 (すみのくらぼん)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「角倉本」の意味・わかりやすい解説

角倉本
すみのくらぼん

嵯峨本」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の角倉本の言及

【嵯峨本】より

…江戸時代の初め,慶長13年(1608)から元和年間(1615‐24)にかけ,洛西(京都西部)嵯峨の素封家角倉(すみのくら)素庵(光昌)が,寛永の三筆の一人本阿弥(ほんあみ)光悦の協力をうけて版行した私刊本の総称。開版者の名を冠して〈角倉本〉ともいい,版下が光悦の自筆またはその門流の手になるところから〈光悦本〉とも呼ぶ。まれには木版整版刷のものもあるが,大部分はひらがな交りの木活字本(古活字版)で,版式および装丁において,ほとんどその類を見ぬ特徴を有した。…

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