角島村(読み)つのしまむら

日本歴史地名大系 「角島村」の解説

角島村
つのしまむら

[現在地名]津川町清川きよかわ 角島

阿賀野川右岸に位置し、同川を隔てて南は津川町。「新編会津風土記」によれば、応安(一三六八―七五)の頃津川町の農民が開墾した村で、当時は津島と書いた。文禄三年(一五九四)七月の蒲生氏高目録帳(内閣文庫蔵)に「津野嶋 京野瀬 八十五石六升」とある。文政三年(一八二〇)の人馬改帳(佐藤一二氏蔵)に村高八九石三斗余、家数一〇・人数五二、馬四とある。新発田しばた街道渡船場で、寛文一〇年(一六七〇)の渡船之条々に一〇歳以上の者一人につき一〇文(洪水時は一三文)、乗懸けについては一駄につき一五文(洪水時は二〇文)とある(津川町史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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