角斑岩(読み)かくはんがん(その他表記)keratophyre

岩石学辞典 「角斑岩」の解説

角斑岩

古い地層のみで記載されており,一般に地向斜の環境でスピライトに伴われて産出する.スピライトよりも酸性岩石で,石英が含まれ,安山岩から石英安山岩組成に相当する.安山岩や石英安山岩が二次的に変化したという考えもあり,水の多いマグマからできたという考え方もある.典型的なケラトファイアは,Naに富む長石,石英や二次的な緑泥石,炭酸塩鉱物などの緻密な石基の中に,Na-斜長石あるいはNaに富むアルカリ長石斑晶を含み,マフィック鉱物に乏しいソーダ粗面岩である[Gümbel : 1874].典型的なものはNaに富むがKに富むものもある.石英の斑晶があるものは石英ケラトファイア(quartz-keratophyre)という.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む