解き分ける(読み)ときわける

精選版 日本国語大辞典 「解き分ける」の意味・読み・例文・類語

とき‐わ・ける【解分】

  1. 〘 他動詞 カ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]ときわ・く 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙
  2. ときはなって別々にする。単衣(ひとえ)に仕立て直したりするために、袷(あわせ)などをほどく。
    1. [初出の実例]「夏くれば賤の麻衣ときわくる片田舎こそ心やすけれ〈源仲正〉」(出典:夫木和歌抄(1310頃)七)
  3. 難しい事柄や問題を説明してわからせる。
    1. [初出の実例]「不足所は其許より宜しく解分(トキワケ)下されヨ」(出典人情本・春色梅美婦禰(1841‐42頃)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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