片田舎(読み)カタイナカ

デジタル大辞泉 「片田舎」の意味・読み・例文・類語

かた‐いなか〔‐ゐなか〕【片田舎】

都から遠く離れていて生活に不便なところ。辺鄙へんぴ田舎辺地
[類語]田舎在郷ざいごう在所在地在方ざいかた近在田園ひな地方辺地辺境僻地へきち僻陬へきすう辺鄙奥地辺土ローカル鄙びる草深い

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精選版 日本国語大辞典 「片田舎」の意味・読み・例文・類語

かた‐いなか‥ゐなか【片田舎】

  1. 〘 名詞 〙 都を遠く離れた土地。辺鄙(へんぴ)な地方。片辺処(かたへんじょ)片辺土(かたへんど)
    1. [初出の実例]「むかし、をとこかたゐなかにすみけり」(出典:伊勢物語(10C前)二四)

かた‐つ‐いなか‥ゐなか【片田舎】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「つ」は「の」の意 ) =かたいなか(片田舎)藻塩草(1513頃)〕
    1. [初出の実例]「かたつゐなかの遊郭さへも、其ほどほどにつきてにぎはふ物なるに」(出典:評判記・色道大鏡(1678)一二)

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