解織(読み)ほぐしおり

精選版 日本国語大辞典 「解織」の意味・読み・例文・類語

ほぐし‐おり【解織】

  1. 〘 名詞 〙 絹織物一種。経(たていと)を整経して仮織りをし、染加工を施したあと、無地染めの緯(よこいと)を織り込んだもの。銘仙などに多く利用される。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

日本大百科全書(ニッポニカ) 「解織」の意味・わかりやすい解説

解織
ほぐしおり

経(たて)糸を整経したのち、粗く緯(よこ)糸で仮織(緯糸を5~10センチメートルぐらいの間隔で打ち込む)して、これに模様捺染(なっせん)してから仮織の緯糸を取り除き、本織をした一種の絣(かすり)織物経糸の模様部分がずれることと、経糸だけが染色されているため、模様が柔らかく浮き出し、ぼかしに似た効果が現れるのが特徴である。銘仙などの絹織物や、スフモスリンなどに使われる。

[角山幸洋]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む