解解(読み)とけどけ

精選版 日本国語大辞典 「解解」の意味・読み・例文・類語

とけ‐どけ【解解】

  1. 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる ) うちとけのんびりしたさま。ゆったりと。
    1. [初出の実例]「ある夜、とけとけと、うちねふりたまひけるに」(出典:御伽草子・きまんたう物語(室町時代物語集所収)(室町末))
    2. 「いかに心の融々(トケドケ)となる音色を出してゐても、此顔色では誰も興を覚ましてしまふ」(出典:隣の女(1893)〈尾崎紅葉〉九)

はつれ‐はつれ【解解】

  1. 〘 副詞 〙 ( 動詞「はつる(解)」の連用形を重ねたもの ) 一部分ずつとけ離れとけ離れ。→はずれはずれ

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android