解解(読み)とけどけ

精選版 日本国語大辞典 「解解」の意味・読み・例文・類語

とけ‐どけ【解解】

  1. 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる ) うちとけのんびりしたさま。ゆったりと。
    1. [初出の実例]「ある夜、とけとけと、うちねふりたまひけるに」(出典:御伽草子・きまんたう物語(室町時代物語集所収)(室町末))
    2. 「いかに心の融々(トケドケ)となる音色を出してゐても、此顔色では誰も興を覚ましてしまふ」(出典:隣の女(1893)〈尾崎紅葉〉九)

はつれ‐はつれ【解解】

  1. 〘 副詞 〙 ( 動詞「はつる(解)」の連用形を重ねたもの ) 一部分ずつとけ離れとけ離れ。→はずれはずれ

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android