デジタル大辞泉 「言い難い」の意味・読み・例文・類語 いい‐にく・い〔いひ‐〕【言い▽難い】 [形][文]いひにく・し[ク]1 口に出すことがためらわれる。言いづらい。「―・いことだが、あえて言おう」2 発音しにくい。「―・い台詞せりふ」[類語]しにくい・やりにくい 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「言い難い」の意味・読み・例文・類語 いい‐にく・いいひ‥【言難】 〘 形容詞口語形活用 〙 [ 文語形 ]いひにく・し 〘 形容詞ク活用 〙① 言葉にして言うのがむずかしい。うまく言えない。また、口に出すのがはばかられる。いいづらい。いいがたい。[初出の実例]「年わかき人の、さる顕証(けさう)のほどはいひにくきにや、返しもせず」(出典:枕草子(10C終)九〇)「さしむかひては、いひにくく」(出典:宇津保物語(970‐999頃)嵯峨院)② 発音するのがむずかしい。いいづらい。[初出の実例]「卅日をみそかといへる如何。これも、みとをか也。みとか、舌つきていひにくければ、とか傍韻のそにわたりてみそか也」(出典:名語記(1275)八) いい‐がた・いいひ‥【言難】 〘 形容詞口語形活用 〙 [ 文語形 ]いひがた・し 〘 形容詞ク活用 〙 言うことがむずかしい。なかなか言えない。いいにくい。→いわく(曰)言い難し。[初出の実例]「まねべども、えまねばず。書けりとも、えよみすゑ難かるべし。今日だにいひかたし。ましてのちにはいかならん」(出典:土左日記(935頃)承平五年一月一八日)「山ゐしてすりめにありしあふ事はめづらしとだにいひかたきかな」(出典:大斎院前御集(11C前)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例