いいいひ【言・謂】
- 〘 名詞 〙 ( 動詞「いう」の連用形の名詞化 )
- ① 言うこと。言ったこと。
- [初出の実例]「それをよろづにいひのままにせさせ給ひしほどに」(出典:栄花物語(1028‐92頃)後悔の大将)
- ② ( 「…のいい」の形で ) …についての表現、根拠、いわれ。また、…という意味、…のこと。
- [初出の実例]「謂所(いはゆる)、上の下を化すること、風の草を靡かすがごとし、其れ斯の謂(イヒ)乎(か)」(出典:大慈恩寺三蔵法師伝承徳三年点(1099)七)
- 「行基菩薩は、栗の木を杖にも柱にもし給ふとかや。西方に縁ありとの謂なるべし」(出典:俳諧・小太郎(1715))
- [その他の文献]〔孟子‐梁恵王・下〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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