言入(読み)いいいれ

精選版 日本国語大辞典の解説

いい‐いれ いひ‥【言入】

〘名〙
① 人に対する注文、希望を伝えること。
※漢書列伝竺桃抄(1458‐60)「身はもとのふる知人ぢゃと云ほどに、不縛してをいたぞ。あれども云入はせぬぞ」
② 結婚の申し込み。
浮世草子・西鶴諸国はなし(1685)三「あなたこなたの云(イヒ)入も合点せず」
結納
※浄瑠璃・赤染衛門栄華物語(1680)一「御いひいれの引出物それぞれに飾らせて」

いい‐い・れる いひ‥【言入】

〘他ラ下一〙 いひい・る 〘他ラ下二〙
① 外から、部屋、家、屋敷の内にいる人に向かって言う。または、取り次ぎに伝えさせる。⇔言いいだす
※大和(947‐957頃)七六「かくきこえたまへとて門のはざまよりいひいれける」
② 言って耳などに入れる。また、物の中などに入れこめる。
※枕(10C終)六三「夜いひつることの名残、女の耳にいひいれて」
③ 申し込む。特に、結婚を申し込む。
人情本・花筐(1841)二「表向言ひいれやうといふ約束にしたァな」
④ ある話題へ話を導く。話の筋を思う方向へ運ぶ。
史記抄(1477)六五「太子の気にちがいそむる事へ云入るるぞ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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