言葉を下ぐ(読み)コトバヲサグ

デジタル大辞泉 「言葉を下ぐ」の意味・読み・例文・類語

言葉ことば・ぐ

へりくだった言葉遣いをする。言葉を低くする。
家来ともいはん武士もののふに手をさげ―・げ髪の」〈浄・関八州繋馬〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「言葉を下ぐ」の意味・読み・例文・類語

ことば【言葉】 を 下(さ)

  1. ことばづかいをぞんざいにする。相手をひくくみたことばづかいをする。
  2. けんそんしたことばづかいをする。へりくだった言い方をする。辞を低くする。ことばを垂れる。ことばを卑(ひく)くす。
    1. [初出の実例]「明日、吉野は暇とらせて帰し候。今迄の通にと御言葉(コトバ)を下(サゲ)られ」(出典浮世草子好色一代男(1682)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android