…これに対し狭義で用いられる場合は,上述の教育のうちのある特定の部分だけが指示される。われわれが常識的に言語(ことば)といっているもののなかには,文法や語法,文字,発音,語彙など客観的な体系や慣習として存在している部分と,話す,書くなどの行為・活動に属する部分が含まれているが,これをきちんと区別して,前者を〈言語〉,後者を〈言語活動〉と呼び,このうち前者の〈言語〉の知識を獲得させる教育の部分をとりたてて〈言語教育〉という場合がそれにあたる。文字の指導,文法の説明などがその内容になるが,混乱を避けるためここでは狭義の〈言語教育〉を〈言語の教育〉と呼び,〈言語教育〉ということばを広義で用いることにする。…
※「言語活動」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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