記得(読み)きとく

精選版 日本国語大辞典 「記得」の意味・読み・例文・類語

き‐とく【記得】

  1. 〘 名詞 〙 記憶すること。心にしるしとどめること。
    1. [初出の実例]「一席将迎能幾人、因君記得惜残春」(出典菅家文草(900頃)一・春日仮景、尋訪故人)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「記得」の読み・字形・画数・意味

【記得】きとく

心にとどめている。得は助詞。唐・劉禹錫〔旧宮中楽人穆氏の唱歌を聴く〕詩 曾(かつ)て女に隨つて天河を渡る 記し得たり、雲第一の歌

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