記誦(読み)キショウ

デジタル大辞泉 「記誦」の意味・読み・例文・類語

き‐しょう【記×誦】

[名](スル)
記憶しておいて、そらで唱えること。暗唱
「今もなお―せるものが数十ある」〈中島敦山月記
暗記して唱えるだけで、理解したり実践したりはしないこと。「記誦の学」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「記誦」の意味・読み・例文・類語

き‐しょう【記誦】

  1. 〘 名詞 〙 記憶してそらんずること。また、その力。暗誦
    1. [初出の実例]「年わかき時先儒書を記誦し」(出典:養生訓(1713)六)
    2. 「今も尚記誦せるものが数十ある」(出典:山月記(1942)〈中島敦〉)

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