訳が立つ(読み)わけがたつ

精選版 日本国語大辞典 「訳が立つ」の意味・読み・例文・類語

わけ【訳】 が 立(た)

  1. 義理筋道が立つ。了解がつく。問題が解決される。
    1. [初出の実例]「気をつよふ思ひつめたる男なら、添ひ通さいではわけ立ず」(出典:浄瑠璃・用明天皇職人鑑(1705)二)
  2. 情交する。
    1. [初出の実例]「手を尽してあへども、其後は分(ワケ)立事なし」(出典浮世草子好色二代男(1684)六)
  3. 支払いがすむ。金払いがきちんとしている。金のやりくりがつく。わけが付く。
    1. [初出の実例]「わけのたちたる事なればくるわのとりさたにも、あっぱれ御大臣ざうと、もてけうじけり」(出典:評判記・名女情比(1681)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android