詞源(読み)しげん(その他表記)Ci-yuan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「詞源」の意味・わかりやすい解説

詞源
しげん
Ci-yuan

中国,宋末のの評論書。張炎の撰。2巻。上巻には宮調,音譜,曲拍など詞の音楽理論を記し,下巻は詞の修辞意境を述べる。宋詞の理論的研究上,最も重要な文献となっている。

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世界大百科事典(旧版)内の詞源の言及

【張炎】より

…南宋の精巧典雅な詞を代表する最後の作家。詞集《山中白雲詞》8巻のほか,《詞源》2巻が有名,上巻は歌辞としての音楽理論,下巻は文芸としての理論および批評を説き,宋代の詞論として最も精密といわれる。【村上 哲見】。…

※「詞源」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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