詳らけし(読み)ツバヒラケシ

デジタル大辞泉 「詳らけし」の意味・読み・例文・類語

つばひら‐け・し【詳らけし】

[形ク]くわしい。つまびらけし
我等―・くこの人の咎に非ざることを知り」〈霊異記・中〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「詳らけし」の意味・読み・例文・類語

つばひら‐け・し【詳けし】

  1. 〘 形容詞ク活用 〙 ( 「けし」は接尾語 ) =つまびらけし(詳━)
    1. [初出の実例]「仍曲(ツハヒラケク)山背大兄の語(みこと)を挙ぐ」(出典日本書紀(720)舒明即位前(北野本訓))

つまびら‐け・し【詳けし・審けし】

  1. 〘 形容詞ク活用 〙 ( 「けし」は接尾語。古くは「つばひらけし」 ) つまびらかである。くわしい。つばひらけし。〔観智院本名義抄(1241)〕

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