誓願寺町(読み)せいがんじまち

日本歴史地名大系 「誓願寺町」の解説

誓願寺町
せいがんじまち

[現在地名]福井市足羽あすわ一丁目

畑方はたがた町の心月しんげつ寺前、足羽山西麓にある。芝居役者や芸娼妓稼業の者が住み、城下唯一の遊郭があった。正徳三年(一七一三)頃の御城下惣町間数帳には「誓願寺町 七拾三間」と記される。誓願寺の由来については地誌類によって諸説あり一定しない。ちなみに「越前国名蹟考」は、「享保書上」を引いて「昔誓願寺と云寺有之候処、いつの比にや今立郡新出村へ引移候跡へ、所々散在之者共聚り居住を定」と記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android