よみ‐わた・す【読渡・詠渡】
- 〘 他動詞 サ行四段活用 〙
- ① 歌をざっと一通りつくる。
- [初出の実例]「百首には、先づ地歌を珍しげなく、さっさっと読みわたして」(出典:桐火桶(1363頃))
- ② 広く書物を読む。
- [初出の実例]「学文するに二の趣有也。一はさきへ読わたいて跡を忘する者の学も有り」(出典:足利本論語抄(16C)為政第二)
- ③ 読んで手渡す。また、文書を読んで聞かせる。
- [初出の実例]「コールト・ヲフ・ヱキスチッケル〈役所の名〉に於て之を読渡し」(出典:英政如何(1868)八)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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