読下す(読み)ヨミクダス

デジタル大辞泉 「読下す」の意味・読み・例文・類語

よみ‐くだ・す【読(み)下す/訓み下す】

[動サ五(四)]
漢文日本語文章構造にあてはまるよう翻訳して読む。訓読する。「白文を―・す」
文章を始めから終わりまで読む。「難解な文を一気に―・す」

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精選版 日本国語大辞典 「読下す」の意味・読み・例文・類語

よみ‐くだ・す【読下・訓下】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
  2. 文章を始めから終わりまで読む。中途でやめることなく読む。上から下へ続けて読む。
    1. [初出の実例]「山へんに鳥と書いては嶋とよむ文字也。梅の梢に山鳥の高々と止まりしは、これ高嶋にあらずや、雉にほろろの声有て雪は降るとの心有、よみくだせば高嶋ほろぶる調伏」(出典:浄瑠璃・傾城反魂香(1708頃)上)
  3. 漢文を日本文の文構造にあてはまるようにして読む。漢文を訓読する。
    1. [初出の実例]「白文の八家文の難解の処を読み下し」(出典:重右衛門の最後(1902)〈田山花袋〉二)

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