調老人(読み)つきのおきな

朝日日本歴史人物事典 「調老人」の解説

調老人

没年大宝1?(701)
生年:生年不詳
7世紀後半の官人。姓は忌寸大宝律令編纂に参加。持統3(689)年6月,『善言』という書物を編集するための官職撰善言司 に任じられた。文武4(700)年6月,刑部親王(忍壁皇子)以下19人が大宝律令の編纂に対して禄が与えられたが,老人もそのなかに名がみえる。大宝1(701)年8月,正五位下を追贈された。

(清田善樹)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「調老人」の解説

調老人 つきの-おきな

?-? 飛鳥(あすか)時代官吏
祖は百済(くだら)(朝鮮)からの渡来人。持統天皇3年(689)撰善言司(よきことえらぶつかさ)に任じられる。文武天皇4年大宝律令制定の功で禄をさずけられた。大宝元年(701)8月に正五位上を追贈されており,それ以前に死去したとおもわれる。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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