撰善言司(読み)せんぜんげんし

改訂新版 世界大百科事典 「撰善言司」の意味・わかりやすい解説

撰善言司 (せんぜんげんし)

日本古代に,先人の善言を集めて教訓的歴史書を撰上しようとした官司。689年(持統3)6月,施基(しき)皇子以下7人の文才ある官人を任命して発足。南朝の宋の范泰が著した《古今善言》30巻にならい,皇孫の軽皇子(後の文武天皇)ら皇族や貴族の子弟の修養に役だつ書物を編集しようとしたが,完成しえずに解散。しかしその稿本は《日本書紀》編集のさいに利用された形跡がある。
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