精選版 日本国語大辞典 「請手爾波」の意味・読み・例文・類語 うけ‐てには【請手爾波】 〘 名詞 〙① 連歌の付合(つけあい)での表現技巧の一つ。前句の末の言葉を受けて、続きのよい言葉を付句の頭におく付け方。たとえば、「さ夜ふけて人音はなし窓の雨」に「ふるさといまは誰か問ひ来ん」と付け、「この神の北にます野のしめのうち」に「しめぢが原はもとのちかひか」と付ける手法。⇔掛手爾波(かけてには)。〔知連抄(1374頃)〕② 連歌で、一句の結びを助詞の「に」でとどめること。〔当風連歌秘事(1542)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例