諏訪方村(読み)すわかたむら

日本歴史地名大系 「諏訪方村」の解説

諏訪方村
すわかたむら

[現在地名]末吉町諏訪方

二之方にのかた村の北西大淀おおよど川支流の村山むらやま川と菱田ひしだ川上流の佳例かれい川に囲まれた高原地帯に立地。末吉郷七ヵ村の一つで、慶長(一五九六―一六一五)以前は西之にしの村と蔵町くらのまち村に分れていた。地内の田村たむらに末吉城があり、近世には末吉郷の地頭所が置かれ、麓および野町が形成された。寛文四年(一六六四)の郡村高辻帳では上財部かみたからべ郷内の西之村として高一千二四三石余、同じく蔵町村として高一千四八二石余、同じく林迫はやしさこ村として高九一八石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android