諏訪沢村(読み)すわのさわむら

日本歴史地名大系 「諏訪沢村」の解説

諏訪沢村
すわのさわむら

[現在地名]青森市諏訪沢

後萢うしろやち村の東、築野木館つきのきだて村の西にある。貞享元年(一六八四)の郷村帳に高八六八・四石とある。同四年の検地帳によれば、田方二六町六反三畝一七歩、畑方二九町九反五畝六歩、田畑屋敷合せて五六町五反八畝二三歩、村高二八三・〇八九石とある。屋敷地六反九畝二八歩のうち、一二歩は郷蔵屋敷である。ほかに「場広故不及検地」草山七ヵ所と、漆林四ヵ所一町三反八畝二〇歩があり、漆林と村中のものを合せて二千七五四本の漆木が記される。元禄三年(一六九〇)には横内組に属し、村位は下である(平山日記)。貞享四年の検地帳の貼紙によれば、享保一一年(一七二六)の郷村改に際し水木館みずきだて村を分離したという。明治初年の「新撰陸奥国誌」に家数二九とあり、もと支村の水木館と根小屋沢ねごやさわを合せて家数四二とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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