論語義疏(読み)ろんごぎそ(その他表記)Lún yǔ yì shū

改訂新版 世界大百科事典 「論語義疏」の意味・わかりやすい解説

論語義疏 (ろんごぎそ)
Lún yǔ yì shū

中国,梁の皇侃(おうがん)(488-545)が著した《論語》の注釈書。10巻。何晏(かあん)の《論語集解(しつかい)》にもとづきそれ以後の六朝人の説を集めてさらに解釈したもの。古義を知るのに貴重で,また仏教や老荘の盛んな時代の解として特色がある。中国で滅び,日本に伝わったものを江戸時代に根本遜志が校刻して逆輸出し,中国の学界を驚かせた。武内義雄の校定した懐徳堂本がよい。
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世界大百科事典(旧版)内の論語義疏の言及

【義疏学】より

…だがこれらの専門家が育てた義疏の学は六朝の儒学の特色をなすものである。書物としては,梁の皇侃(おうがん)の《論語義疏》がその代表的なものとされる。義疏は唐代の中ごろまであまた作られたが,唐初に太宗が孔穎達(くようだつ)らに命じて選定させた《五経正義》は南学と北学を統一し,義疏学を集成したものといわれる。…

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